ウィズコロナが定着しつつある今日この頃。
自宅でお仕事をされる機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
コロナ禍となる前から「働き方改革」として、テレワークをすすめていた企業も多く、通勤時間が削減されて、生活にゆとりができるメリットも・・・
通信面などまだまだ不具合も多いようですが、これから働き方が大きく変わっていくかもしれませんね。
さて、家で過ごす時間を充実させ、お気に入りの空間で過ごしたいお客様が多いIFA。
ご主人、奥様ともに「小さくても仕事や趣味を楽しめる、書斎やアトリエなどのワークスペースがほしい！」と希望される方がたくさんいらっしゃいます。
広縁（二階のテラス）に面した奥様のデスクスペース。広縁を介してリビングダイニングと和室につながります。→四條畷の箱家／四條畷市／建築家：向阪一郎
ご家族の理想の暮らしを丁寧に紐解きながらじっくり打ち合わせを重ね、建築家が図面を描くIFAの家づくり。
お話を聞き、他の空間とのバランスやワークスペースでの過ごし方、お客様がやりたいことを想像しながら、様々な手法でそのご要望をカタチにしています。
今回はその一部を少しご紹介いたします。
まずは、空間の一角にワークスペースを設けた事例から・・・
個室群とただの廊下になってしまいがちな二階ですが、廊下に約3ｍある壁一面の大容量の本棚と開放的な読書コーナーを設けています。
吹抜を介して下階のLDKとゆるやかに繋がるため、家族の様子を見ながら作業したり、仕事や読書の合間にふと遠くの景色を楽しむことができます。
→R壁のある家／交野市／建築家：松永康宏
パソコンコーナーをリビングの一角に設けることも。この土地ならではの眺望を活かしたスペースです。昼間の街並みや夜景を楽しむことができるこの場所は、どんなカフェによりも心地の良いことでしょう。
室内側を望む。スキップフロア構造を採用しているLDKは各空間が緩やかに繋がります。
→眺望のスキップハウス／枚方市／建築家：平岡建築デザイン
主寝室からアクセスする旦那さんが籠れる約0.8畳のデスクスペース。
コンパクトなこの空間は、ルーフテラスとつながり、開け放すと二階をぐるりと回遊することができます。
→ロの字ハウス／枚方市／建築家：藤森大作
最後はとっておきの書斎をふたつ・・・
まずはこちらから・・・ご夫婦の共通の趣味である「読書」ということで、ご夫婦それぞれの寝室の間に、どちらからもアクセスできる共有の大きなクローゼットと閉じこもれる読書コーナーが設けられています。
味わいある無垢の一枚板カウンター、その後ろにはご夫婦並べられる書棚。
モダンな枯山水の中庭を望みながら読書を楽しむことができます。
→白と黒の平屋／枚方市／建築家：交久瀬常浩
茶室のような雰囲気にしたいというご要望により躙り口風に高さを抑えた入口にしたご主人の書斎。約3.3畳の小空間は、わざと窓も小さくし光量を落として、落ち着いた空間に。
カウンターに座ると坪庭を眺めながら、ゆっくりお酒や読書を楽しむことができます。
隠れ家のような雰囲気のため、お子様も大好きな場所。
ぎゅうぎゅうになりながら一緒に過ごすことも…
→ワビサビハウス／枚方市／建築家：藤森大作
小さくても「自分専用の空間がある」というのは嬉しいものだと思います。
ぜひ家づくりの参考にご覧いただけましたら幸いです。
