外部屋のある家-狭小地に建つ3階建てコートハウス-
外部屋のある家-狭小地に建つ3階建てコートハウス-
3階建ての住宅が並ぶ住宅地。どこにでも広がる日本の一般的な風景が今回の計画地。この敷地に周囲から遮断された外部の部屋を設けようと考えました。コートハウスのような形状の外部の部屋は、外壁に囲まれているが屋根はありません。雨や雪、風などを取り込み自然を感じることができる外部屋は、LDKと繋がっています。2階のLDKの天井高は約3.5mもある大空間。ロフトや床の段差を設け空間の有効利用と同時に変化を持たせています。1つの空間にある段差の変化は、そこで寛ぐ人の視点の位置を変え、ゆるやかに距離感を作る効果があります。周囲の建物が変わっても、この家へは影響しないシェルターのような都市型住宅となっています。
注文住宅