トンネルのような玄関土間のある家
打ち合わせ loss!になるほど、家づくりを楽しみ尽くしました。
建築家:交久瀬 常浩 | 新築注文住宅
打ち合わせ loss!になるほど、家づくりを楽しみ尽くしました。
建築家:交久瀬 常浩 | 新築注文住宅
2018年に竣工したN様邸。
愛犬を新しい家族に迎え入れられた以外は、4年経っても竣工時とほぼ変わらない、美しいお住いです。
ご夫婦がとことんこだわり、交久瀬先生がそれに応え、
濃い打合せ期間を経てここにしかない一邸をつくりあげました。
交久瀬先生が「お嫁に渡すような気分」で引き渡したという思い入れの深いN様邸にて、お話をお伺いしました。
当初は大阪市内のマンションを探していたN様。
物件を見るうちに、高価な市内から徐々にエリアを広げ、さらに戸建ても探しはじめ...
たどり着いたのが枚方でした。
ちょうどその頃、IFAで家づくりをされた同じ職場のO様が、新居での暮らしを始められたところ。
そんなご縁でスルスルと、IFAと運命の?!家づくりがスタートしました。
実はその前に一軒、他社で新築戸建に挑戦されたそうなのですが、
N様がやりたいことを伝えるに従って、どんどん業者のリアクションが悪くなってしまったそう…。
はい、そんな普通では満足できない、家を買うのではなく、こだわってつくりたいというお客様にこそ、IFAがオススメです。
石を使いたいという希望があった奥様。それを聞いたプロデューサーの谷口が、交久瀬先生を推薦しました。
とにかく幅広い知識を誇る交久瀬先生。そこから1年半に渡る濃い家づくりが始まりました。
プランも何度も変更。
その間、ご夫婦は沢山の家を見て、自分たちの理想を探ったそうです。
「食事に行っても、服を買いに行っても、建物を見ていました」とご主人。
交久瀬先生の作品で見た半屋外の土間空間や、食事に立ち寄ったお店で見たワインセラーまで!参考になっているそうです。
良いと思ったら写真を撮り、交久瀬先生が「いいですねー!」とプランに反映。
こうしてどんどんご夫婦の理想が形になっていきました。
キッチン、家具、照明やタイル...あらゆるショールームに足を運んだというN様。
最初は全然わからなかったお二人も、現物を見ることで、
これを置いたら...というイメージが膨らみ、どんどん楽しくなっていったそうです。
土日はほぼ交久瀬先生の打合せかショールームか、という日々でした。
そんなこだわりの家づくり、一方で予算面での苦労はつきものです。
プランを変えたり、より安価な材を探したりと知恵を絞って調整していきました。
リビングに隣接するテラスの壁面高さは、最後の最後に景色の見え方と費用を現場判断で調整したそうです。
N様も驚かれていましたが、大工との長年の信頼関係があるからできることですね。
IFA恒例の施主塗装。N様も実施されました。
「広いし、高いし...最初は脚立の上での作業がめっちゃ怖かったんです。」と奥様。
でも大変だった分、達成感がすごかった!とお二人で口を揃えておられました。
紹介してくれたO様もお手伝い。
タッチがあってちょっとラフな感じが、荒々しい古レンガやタイルの表情とマッチし、
とても良い雰囲気に仕上がっています。
実はこれを見たご友人もまた、自身の家づくりの参考にされたとか。輪が広がっています。
出来上がった時は本当に感慨深かったですー。と振り返ってくださったご主人。
打合せがなくなることがさみしかったそうです。まさに交久瀬 lossですね!
一方、交久瀬先生も、娘をお嫁にやるような気分だったんです...と。
本当にみんなの思い入れがこもった一邸なんですね。
後悔は全くないんです!と奥様。しっかり話し合ってつくり上げたので、思ったのと違う...という点が一切ないそうです。
ご主人には1つ後悔が。それは予算の都合で諦めたバルコニーのディテールだそうです。
これを読まれた方に「交久瀬先生の言う通りにした方がいいですよ!」とのアドバイスまでいただきました(笑)
この家に住んでから、以前から考えていた愛犬を家族に迎えました。
このゆったりした空間に、すごく似合っていますよね。
竣工後買い足したものはほとんどなく、今後、模様替えするつもりもないし、
収納も沢山取ってもらったので困ることはないとのこと。
竣工写真と今回の写真を見比べても、時間が経ったと思えないほど、きれいに暮らしていただいています。
これが住まいへの愛着なんですよね。
ほとんどの時間をリビングで過ごし、交久瀬先生が提案されたテラスの段差に座られているというご主人。
ここに座ると、交久瀬先生が “これが黄金比なんですよ” とおっしゃっていた理由が
かみしめるようにじわじわと理解できるようになったのだとか。
土間から階段、リビング、この一連の流れにあるバランスが完璧です!とのこと。交久瀬先生もとても嬉しそうでした。
コロナ禍の影響で控えていた今回のインタビューが久々の再会となりました。
仕事のこと、ワインのこと、愛犬のこと、家のお手入れのこと...楽しい会話が続きました。
素敵なお客様に恵まれて、IFAは幸せです!
N様、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。