枚方高校漆喰塗り、2日目。
今日は壁の漆喰塗りです。
昨日に引き続き、プロデューサー樋口をリーダーに現場監督の丹田、大工の坂本・橋本・中島も応援に駆け付け、大人数での作業でした。
写真:左から中島大工・橋本大工・プロデューサー樋口・坂本大工
昨日天井に塗ったものとは素材を変えて、コテを用いての漆喰塗り作業です。
範囲が広いため、取り掛かりやすいところから各々スタート。
ローラーと比べるとコテ仕上げは少し難易度が上がります。
写真:粉状の漆喰に水を入れて撹拌し1時間ほど寝かせます。混ぜすぎると柔らかくなりすぎるため慎重に。
壁の一番下から順にコテで漆喰をすくって壁に塗りつけていくのですが、コテの塗跡がきれいにつかなかったり、乾いた漆喰が巻き込まれて線が入ってしまったり・・・コツをつかむまで試行錯誤。
大工さんも普段と異なる作業に苦戦しながら、黙々と作業を行いました。
この空間の見せ場の一つであるアールの壁を任されたのは坂本大工。坂本が下地を塗り、そのあとを追うように樋口が念入りに仕上げを行いました。
橋本大工は「長尾・池畔の家」のお施主様塗装を手伝った以来の漆喰塗り。
感覚を思い出しながらしっかりコテで押さえていきます。
意外なセンスを見せたのが、IFA最年少大工の中島大工。樋口の動作を深く観察し、午後には仕上げができるくらいの腕前に。
「大工仕事とどっちが楽しい?」という有原監督の質問に、「同じくらい楽しい!」と答えるほど左官塗りの奥深さにはまってしまったようでした(笑)
写真:狭い空間で作業する中島大工。
仕上げを担当した樋口の集中力はさすがのもの。
乾ききってしまうと調整ができなくなるため、キリのよいところまで…とみんなが休憩している時間も作業の手が止まりません…「母校の在校生のためにも良い空間に仕上げたい」という強い想いと、没頭できるこの作業が楽しくて仕方なかった様子。熱い想いが詰まっています。
(丹田と中井は、途中で交代しながら漆喰補給係でした。)
作業時間めいっぱい使って、予定していた全面を塗ることができました!
山場を越えて、ほっとする樋口。
クロスでは表現できない、陰影と重厚感ある空間となりました。
完成まであと少し・・・!
続きはまたご紹介いたします。(中井)