あたたかな風が心地よい、新緑の季節となりましたね。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、弊社では見学会などのイベントはもちろん、ギャラリーや現場での打ち合わせを限定したり、テレビ電話で対応するなど試行錯誤しております。
現在スタッフは出勤し、WEBやお電話でのご相談、資料請求のご依頼は賜っております。お気軽にお問い合わせください。
さて、そんな状況下ではありますが、交野市駅より歩いてすぐ、私部の住宅街で工事が進んでいます。設計は建築家・藤森大作氏。先日、棟上げを行いました。
当日はIFAの大工会メンバーが集結し、レッカーで資材を移動させながら土台に柱を据え、1階、2階、そして屋根まで一気に組み上げていきます。緊張感のある一日です。
クライアントは、二人のお子さんがいらっしゃる子育て世代のF様ご夫婦。お父様との同居をきっかけに、ご実家で所有されていた敷地にて家づくりがはじまりました。
木造二階建てに「親世帯の空間」「子育て世帯の空間」を組み込んだ二世帯プラン。
軽自動車を含めた3台分の駐車スペースと家族分の駐輪スペースを確保しています。
延床面積約24坪の二階の子育て世帯の空間は、LDKを中心にお風呂などの水回り、仏間のある和室、主寝室、子供室に加えて、屋根勾配を利用したロフトスペース・・・
効率の良い家事動線を考慮しながら、吹き抜けとバルコニーのあるコの字の平面プランの中に無駄なスペースなく、コンパクトに納められています。IFAで数々の住宅を手掛けてこられた藤森氏、さすがの一言です。
これまで工事が始まる前にも藤森氏と何度も打ち合わを重ねてこられたF様。プランはもちろん、素材の選定の際は藤森氏がお勧めする多種多様の素材の中から、サンプルを元に見た目や手触りを確認しながらじっくり検討されていました。
きっとこだわりの空間が出来上がるんだろうな、とわくわくしています。
現在は監督鈴木の管理の元、棟梁中村大工と中島大工により着々と木工事が進行中です。
職人とお客様の交流のきっかけにもなる上棟式は食事の宴席は自粛し、簡易上棟式に。
F様のご家族の理想の住まいができるようスタッフ一同、気合をいれて頑張ってまいります。
どんな素敵なお住まいが完成するのか。スタッフとしてもとても楽しみです。(アシスタント中井)
写真:簡易上棟式の際いただいたお子様のかわいいメッセージ付きのお土産。あたたかいお心遣いに感謝申し上げます。