去る9月に完成した西田宮町の家。
社内カメラマン・中島による竣工写真撮影が行なわれました。
ご家族のご厚意によりお引渡し直前に完成見学会もさせていただいた、築33年になる木造二階建てのリノベーションです。
建築家・藤森氏が設計を担当しました。
30代のご夫婦とお子様の3人家族のためのこの住宅は、外観はそのままに内部のみの改修です。見学会の際、その外観とのギャップに驚かれた方も多いかと思います。
玄関を入るとまず迎えてくれるのは、美しい小幅板で仕上げたR壁。
既存の階段スペースを使って架け替えた階段裏の壁をR壁にすることで、角のある壁に比べ玄関ホールにゆとりが生まれ、帰宅した家族や来訪者が自然と家族が集うリビングへ引き込まれていきます。
階段を中心に家の中をぐるぐる回れる、回遊性を持たせたLDK。
実際の面積よりも広く感じる効果があります。
床には足触りのよい杉の無垢板のフローリング、壁、天井には木の小幅板やタイルを取り入れ、素材を楽しめる空間となっています。
リビングに隣接する和室は、ご両親が泊まりにきた時など客間として利用できる他、普段は障子を引き込み、開け放してリビングと一体として使用。階段下の空間は足元を掘り込んだカウンターを設置したお子様のスタディスペースや書斎になります。
ダイニングの照明は奥様が一目ぼれしたフィンランドの建築家、アルヴァ・アールトがデザインしたゴールデンベルを採用。既存の障子などを生かしつつ、シンプルで居心地の良い北欧テイストを盛り込んだ住宅となりました。
IFA住宅設計室では、月に1~2回のペースで、お客様のご厚意で完成見学会を開催しています。
最新の情報は、WEBサイトにてお知らせいたします。
藤森氏設計の施工事例は、WORKSでご覧いただけます。>>WORKSを見る