年を明けてあっというまに2月にはいってしまいました。
まだまだ寒いですね、春が恋しいです。
時間が経ってしまいましたが、IFAの初出で訪れた「京都現代美術館 何必館(かひつかん)」をご紹介したいと思います。
IFAの新年は、IFAスタッフ、建築家、大工、全員そろって京都の八坂神社へ初詣に行くことからはじまります。
今年はおまいりの前に、京都現代美術館「何必館」でフランスの写真家による「ドアノーの愛した街パリ-ROBERT DOISNEAU-展」を見てまいりました。
京都現代美術館「何必館」は、IFAでは2回目の訪問です。
八坂神社すぐ、京都のメインストリートである四条通に面しています。
外観は玄静石製のすっきりとしたモダンなビル。
周囲のお土産屋さんや飲食店に並び、うっかりしていると見落としてしまいそうになるのですが、
一歩館内に足を踏み入れると、外のにぎやかな雰囲気から一転、そこには静謐な美の空間が広がっていました。
中でも最上階の展示室はとても印象的でした。
丸くくりぬかれた天井から光が降り注ぎ、苔が青々と茂っていて、「ビルの中」ということを忘れてしまうほど。
坪庭を挟んで奥には数奇屋風の茶室があり、こちらで展示をおこなうこともあるのだとか。
障子越しの光がとてもきれいで、そこに腰掛け、いつまでも眺めていたくなるような空間でした。
前後しましたが、何必館の外観。
この外観とエントランスのモダンな雰囲気と、最上階のフロアの日本の美とのギャップも楽しんでいただきたいです。
さて、展示は報道写真やファッション写真の分野で活躍した写真家ドアノーがパリで暮らす人々の日常を切り取ったモノクロ写真。
温かさが詰まったものばかりで、見ているだけで幸せな気持ちに。実際にパリの街を歩いてみたくなりました。
展示は終了してしまいましたが、路山人の器のコレクションなど、絵画や写真、器などを中心に様々な企画展を行なっています。京都にお出かけの際はぜひ訪れてみてください→詳細はこちらから(中井)