大きな台風が過ぎ去ったと思えば、また22号がやってくるようですね。
次の台風は、静かに通り過ぎてほしいところです。
さてこちらのIFAブログ。家づくりのことはもちろん、
今後はもう少し、スタッフの横顔なども発信していこうと考えています。
(昔は、結構みんなで書いていたんですけどね・・・・)
ということで、さっそく、枚方市伊加賀の現場へ伺ってきました。
というのも、大工さんが昼休みを返上して取り組んできたことがあったとのこと。
それがこちら
なんのこと?と思われたかもしれませんが・・・
玄能(げんのう)の柄を大工さんが自らの手で作ったんですって。
知合いの職人さんに頼まれ、3日間昼休みを返上し、グミの枝を削りだし、見事完成したそうです。
えー、大工さんって、大工道具も作るんですか!?
驚く私に、ニヤリと笑う大工の坂本 顯(あきら)さん。
これもグミの枝。これから乾燥させて、いずれ完成させるとのこと。
柄にはグミの枝がよく使われるそうです。赤い実がなる木ですよね。ご存知ですか?
削るのは2年ぐらい先かなーとのことでした。乾燥には時間がかかるのですね。
素人ばりばりの私に、色々な道具を見せてくれました。
鉋(かんな)も多種多様。仕上げの段階に応じて使い分けます。
こちらは、鑿(のみ)
木材の加工に使います。ほぞ孔を掘ったり、凹凸をつける細工には欠かせません。
こんなのもあるよ!と、特大の大入れ鑿というのも見せてもらいました。
コンコンっと鉋を調整するあきらさん。
「あ、これも作ったよ!」とニヤリ。
こうやって色々な道具を使い、丸ごと一軒のお住まいを建ててしまうのですから、
本当に大工さんってすごいなーと思います。
家を作ることを考えれば、道具を作ることもたやすいことなのかもしれませんが、
やっぱり、すごいこだわりを感じました。
ちなみに、大工さんがみんな、道具を自作しているわけではないそうです。
こんな大工さんがいて、建築家の指示をきちんと実現していくからこそ、
よいお住まいができるわけですね。
IFAでは、専属の大工さんが各お住まいをきちんと担当します。
そんなあきらさんが今回担当されたお住まいももうすぐ完成を迎えます。
そちらの方も、また追ってご報告しますね。(紺谷)