先週末、開催した「香里ヶ丘6丁目の家」完成見学会。
おかげさまで、好評の中終了することができました。
ご協力いただきましたお施主様、ご来場いただきましたお客様に、
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!
さて、陶芸アトリエをもつ住まいが進行中です。
建築家・小坂から現場レポートが届きましたので、ご紹介いたします。
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陶芸作家の奥様が、将来ギャラリーや教室として使用できるスペースをもち、家族や友人・ご近所の方が自然と集まれるような場所にしてほしい、という要望から計画がはじまりました。
間取りや空間の捉え方、素材や色づかいなど、いつもと少し違う角度からのアプローチで取り組んでおり、実際に遠方の工房や工場に足を運び、初めて使う素材もお施主様と一緒にひとつひとつ丁寧に選んでいます。
そんな過程を経て選んだ素材それぞれが、暮らしの中のモノや奥様の作品と共にお家のアートピースとなることを期待しています。
現在、現場は木工事も終盤に差し掛かっています。敷地形状に合わせて計画したコの字プランの中庭の開口は、すべて木製建具で設えています。
それをつくる大工さんの様々な技術や道具に、お施主様も私も現場を訪れる度に関心をもって眺めています。
↑ 木製建具を採用した中庭をリビングから望む。枠材は大工による手刻み。
↑(左)枠材の断面 (右)取り付けを行う棟梁の坂本大工。
↑ 坂本大工が使う大工道具たち(一部)。こまめにメンテナンスをし大切に使用する仕事道具です。
大工さんの心のこもった手仕事にこれから様々な材料で色付けをし、非日常空間を垣間見れるような住まいに仕上がることを楽しみに、引き続き現場をみていこうと思います。
(建築家・小坂友恵/編集・中井)