新緑の季節となりましたね。
交野・星田山手の「エンガワハウス」に続き、「楠葉丘の家」の棟上げが執り行われました。
設計は作人、プロデューサーは樋口。土地探しからご提案させていただきました。
楠葉丘の閑静な住宅街に建つこの家の最大の特徴は、建物に差し込まれたような「ソトノ間」と名付けられた広い外部空間。外部空間ではありますが、周囲は壁で囲まれて、屋根のない室内といった様相。
室内の床面積は必要最小限に抑えながらも、
このソトノ間に面することで大らかな広がりを暮らしにもたらす特別な空間です。
アウトドア好きのI様ご家族にはこの上ない、
ウチとソトの程よい関係が形づくられようとしています
写真の通り、他では見たことのないインパクトのあるお住まいです。
「ユニークな計画が進んでいる、どうやってカタチにするか」と、工事が始まる前から現場監督や大工の間で注目されていました。
↑ 足場の上から見た「ソトノ間」。
その理由はこのソノト間をつくる4つのR壁(曲面になっている壁)。
周囲からの視線を遮りながらも、柔らかい陰影が壁面自身に生まれ、奥行きをもたらします。
ただ、高度な施工技術が求められます。
そんな楠葉丘の家の現場を任されたのは、現場監督・藤岡と棟梁・橋本大工です。
複雑な構造でなかなか大変だったそうですが、チームワークの良さで夕方には屋根仕舞いまで終えることが出来ました!
↑ 基礎の型枠組み。
↑ 曲線で組まれた鉄筋。
↑ 基礎が仕上がりました。
↑ 建て方に向けた土台敷き。断熱材を手作業で形を整えながらきれいに敷き詰めていきます。
↑ 細かく柱を立てることで綺麗な局面の壁を創り出します。
↑ この後いよいよ棟上げが始まります。
家づくりの過程の中でも「棟上げ」はお客様や建築家、スタッフにとっても一大イベント。
施主のI様ご主人は、ハイテク機器を使って熱心に撮影されていました。
現場にいたスタッフは皆、その機器に興味津々(笑)
毎日のように現場に足を運ばれ、完成に向けて進んでいく我が家を見ることをとても楽しみしてくださっています。
ソトノ間を中心に広がる家はどのようなものになるのでしょうか。
現場の頑張りを今後もブログでご紹介させていただきますので、ぜひご覧ください。
アシスタント中井