寒い日が続いていますね。
枚方市春日元町で工事中の新築注文住宅、完成が近づいてきました。
設計は作人のお二人。
閑静な住宅地の中の、歩道付きの道路に面する角地の敷地に建つ4人家族のための住宅です。
住宅地で計画する上で課題となることが3つある、と語る作人・加藤先生。
最初の二つは「プライバシー」と「明るさ」の確保。
ただ窓を設けて明るさと眺めをとるだけでは、同時に外からも丸見えになってしまいます。
そんな矛盾した関係となるため、この二つを両立するには設計上の工夫が必要です。
そしてもう一つの課題は「広さ」の確保。
実は一番の難所かつ、設計の仕事での醍醐味と考えているんだそう。
春日元町の家では、空間を認識させる1つの要素である<壁>を操作して、プライバシーと明るさの確保、そして錯覚による空間の拡張を感じられるよう計画されています。
道路から建物を見ると、ほとんど窓がなく壁が立ち上がっているように見え、閉鎖的な印象を受けますが、二階に配置しされたLDKは柔らかな光が差し込む、開放的な空間がつくられています。
完成は2月末を予定しています。
お客様のご厚意により、見学会も開催予定です。
ぜひお楽しみにお待ちください。
アシスタント中井