先週末に開催した「長尾・池畔の家」完成見学会。
お天気にもめぐまれ、多くのお客様にご来場いただき、好評の中、終了することができました。
見学にご来場いただいたお客様、そして見学会にご協力いただいたお施主様にこの場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました!
どんな住まいが完成したのか、こちらはまた改めてご紹介させていただきたいと思います。
さて、一生に一度とも言われる家づくり。
新築、リノベーション共にお客様の理想の暮らしを丁寧に紐解きながら設計し、
思いを込めてつくるIFAの家づくりは、どのお住まいにも様々なSTORYが存在します。
今回ブログでご紹介するのは、寝屋川市のS様邸。
家族7人、3世代で共に暮らすことを決めて、土地探しからご依頼いただきました。
プロデューサー谷口がご提案したのは、ご家族が住み慣れたエリアにある、区画の整った角地の敷地での家づくり。
建築家は息子さんのご希望で作人に決まり、親夫婦、子夫婦共に仕事を抱える忙しいS様ならではの住まい方が検討されました。
それぞれ生活の時間軸が異なる2世帯の家族が一緒に暮らす中で、共有できる場所や快適な生活動線についてなど、S様ご家族と作人の2人、プロデューサー谷ロでにぎやかに、じっくりと打合せを重ね、たどり着いた空間のコンセプトは「食事を共有する」という、S様ご家族ならではのカタチです。
木造二階建て、スキップフロア構造を採用し、
中間階に設けた共有のダイニングキッチンを中心に、吹抜けを介して1階の親世帯、2階の子世帯につながる、互いの世帯と程よい距離感を保てる空間構成です。
写真:2階のリビングからダイニングキッチンを見る。高窓や天窓から光が差し込む開放的な空間。
南側の庭から、下階の親世帯のリビング、ダイニングキッチンのある中間階と連続してつながる構成で、家の中心となる高天井のダイニングキッチンは、奥行きのある空間になっています。
また、2階の子世帯のリビングもダイニングキッチンの空間に面した窓を設置して、1階の気配を感じられるように設計されています。
写真:子供室の小窓からの眺め。写真:子供部屋の小窓からのぞく3姉妹。
そんなS様邸は、作人により「BON APPETIT-3世代が食卓を囲む-」というタイトルがつけられました。
「BON APPETIT」とはフランス語で「十分に召し上がれ」という意味の言葉です。
核家族化が進み、家族であってもプライベートやパーソナルな空間を求める傾向にある時代に、3つの世代が1つの食卓を囲んで食事をする、とても幸せなお住まいとなっています。
写真:1階、親世帯リビングから中間階のダイニングキッチンをのぞむ。
お引渡し後のお住まいを撮影させていただいたのですが、本当に楽しそうなご家族の様子を拝見することができました。
S様の家づくりを担当させていただきまして、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。
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(Photo:Akira Ito/Shogo Nakashima)