先日からたびたびご紹介しておりますが、
3日間お休みをいただき、IFAスタッフと建築家と大工さんとで
石川県まで建築巡礼の旅に行ってきました。
いろいろ歩き回った中から少しご紹介いたします。
「中谷宇吉郎 雪の科学館」
建築家:磯崎 新
中谷さんの言葉のなかに
「雪は天から送られた手紙である」とあります。
また磯崎さんは
「この建物は、その雪をうける両の掌でありたいと思っている」とあります。
六角形の連鎖する塔を残して、環境にとけこみ姿を消しています。
「加賀片山津温泉 総湯」
建築家:谷口 吉生
美術館のような外観ですが公衆浴場とカフェです。
この日は男性が潟の湯でした。(森の湯と潟の湯が男女日替わりで入れ替わります)
おそらく日本一現代的に洗練された温泉施設と言えるかもしれません。
でも地元の皆さんは、ごく当たり前の日常のお風呂として利用されていましたので
そこもちょっとおもしろい雰囲気でした。
「浅蔵五十吉美術館」
建築家:池原 義郎
陶芸家で日本芸術院会員・文化功労者の浅蔵五十吉の九谷焼の名作が展示してあります。
水盤にうつりこんだ紅葉と光。
そして装飾的に緻密に造りこまれたディテールが印象的でした。
以前にも何度か金沢には足をはこんでいましたが、
今回これほどまでにたくさんの名建築に出会えるとは
思っておりませんでした。
ご案内いただいた建築家の交久瀬先生には感謝です。
皆様も近くに来られるときは少し立ち寄ってみてはいかがでしょうか。